ウチはブラックじゃないよね?と確認してくる会社

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私が勤めていた会社は従業員3人の小さい個人事務所でした。事業主はワンマンで気分屋。従業員は皆振り回されていました。

 

まず、ブラックだなぁと感じたのは残業量の多さです。私は正社員だったので給与は固定給。残業に関してはみなし残業代が1万円、毎月出ると説明されました。1日8時間の勤務でしたが、残業は毎日1〜2時間が当たり前。事業主も毎日遅くまで残業しているので定時で帰れる雰囲気はなく、従業員全員が暗黙の了解のもと毎日残業していました。その分給与が高ければまだ納得できますが、土曜日の出勤もあったりしたので月の実質労働時間は200時間を超えており、時給に換算したら最低賃金ギリギリでした。

 

残業しないと仕事が終わらないのは、従業員の能力や要領はともかく仕事量が多いからだと思います。そもそも仕事の範疇が定められてなく、終わらなければ休日返上してでもやるべきだと言われます。オーバーワークなのに責任感があればやり遂げられると突っ返され、結局毎日残業しなくてはならなくなります。苦労して仕上げた書類を提出すると、やりがいあったでしょ?と言ってきます。

 

事業主を含め全員女性の職場で、事業主はプライベートで従業員同士が会うのを嫌がります。休日に会った事を知られると、どこに行って何を話したのかを細かく聞いてきます。びっくりしたのは私が退職した後に残った従業員の人と食事に行ったのですが、後日事業主に呼び出され残った従業員と縁を切れと説教されました。辞めた人間が元の職場の人とコンタクトを取るのは、悪意があり常識はずれな行動だそうです。その時に次の就職に影響が出るかもよと軽く脅されました。

 

私が退職したいと申し出た後は、穏便に辞めてもらいたいのか態度がとっても優しくなりました。私も退職まで波風立てずに働きたかった為、退職理由はうまいことこじつけました。事業主は、こんなにいい職場だったのに続けられなくて残念だと何度も言っていました。

 

退職後に訴えられたくないのか、ウチは残業が多かったけどブラックじゃないよね?と何度も念を押されました。
退職後は二度と関わりたくないと感じました。正直ブラック企業だったと思っています。





 

 

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