某IT企業のブラックな毎日の記憶
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以前勤めていた某システム開発の企業の話です。
その会社は主に民間企業や官公庁の会計システムなどを主商品に全国展開している企業なので、皆さんも名前くらいは聞いた事があるかもしれません。
インターネットで会社名を入れると、予測変換でブラック企業、激務などのネガティブワードがわんさか出てくるようなところでした(笑)。
5〜6年前になりますが、当時私は、営業兼システム保守等のサポートSEとして勤務していました。
まず入社して1番驚いたのは、出社時間の早さです。定時は、8時40分からでしたが、朝は基本的に7時半までに出社、8時から朝礼がありますからそれに遅れると大目玉、といった感じでした。
特に新人は、朝は先輩、上司よりも早く来て掃除をするというのが暗黙のルールでしたから3年目くらいまでは、大体7時くらいまでには出社していました。
年に一回、社員旅行があるんですがそういった会社行事も会社から一切補助もなく、自腹でした。強制参加の給与天引きでしたから逃れようがないという感じでした。(笑)
仕事自体は、それなりに勉強にはなりましたが、とにかく激務でした。特に企業の決算期の12月〜5月頃までは地獄でした。
文字通り休みがなく月に2〜3日休みが取れればいいという時期もありました。平日は、ほとんど終電で帰宅、日が変わらないウチに帰宅できることは皆無という惨状でした。
そういう会社でしたから当然、残業代は皆無、休みの日もサービス出勤です。給料も初任給は月並みでしたがほぼベースアップもないため、管理職にでもならない限りは、生活していくのもやっとで結婚など考える事も不可能でした。
今考えるとアルバイトでもしていた方がよっぽど稼げたと思います。
過労死しなかったのが唯一の救いです。月に数人は行方不明になっていましたけど(笑)
当時、私は勤務3年目からチームリーダーを任されており、それなりの責任ある仕事を任されていましたので、自分が辞めたら立ちいかなくなると思っていましたので、ずるずる続けていましたが、意外と何とかなるもので辞める時はすんなり辞められました。
今もその会社は存続していて、会社の前を通る度におぞましい記憶が蘇ります。本当によく死ななかったなと。
今では無事に転職もでき、笑って話せますが(笑)
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