エアー・ハラスメント(エアハラ)

真剣な雰囲気や和やかな雰囲気などを壊す発言をしたり、そのような態度を取ったりすること。故意に行うこともあれば、無意識に行うこともある。俗にいう「KY」のこと。

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KY(空気読めない)がハラスメントになった!?

●雰囲気を壊して周りを不愉快にさせる嫌がらせ

人が集まっている空間には、お互い面識があるなしにかかわらず、「場の空気」というものがある。

簡単に言うと、同じ集団に属する仲間意識のある集団ならなら和やかな空気、初対面どうしなら無関心、あるいは緊張感など、お互いの関係性や周囲の状況によって醸し出される。

たとえば会議や試験会場はピリピリと張りつめた緊張感に包まれている。飲み会の場では、和やかで柔らかい雰囲気を感じる。目には見えないが、確かにそこに存在していて、その場にいるほとんどの人が共有している感覚のことを「空気(感)」とか「雰囲気(ふんいき)」という言葉で表現する。

日本人は特にこの空気を読むことを、言葉と同等にとらえることが得意だといわれており、雰囲気を壊す言動や態度は「空気が読めない=KY」として嫌われる。

2007年頃から「Kuuki Yomenai」の頭文字を取った「KY」という言葉が使われ始めて、またたく間に流行語になった。

この「KY」が発展して、今では「エアー・ハラスメント」として新たに問題化しているという。

「空気を読む」とはどういうことなのか、理屈で説明するのは難しいが、おおむね次の要素が必要といわれている。

・状況を把握する
・発言する相手を間違えていないか
・適切な言葉を選ぶ
・タイミングを外していないか

このうちのどれか、または全部を間違えると雰囲気を壊して、周囲の人を不愉快にさせるエアハラになってしまうようだ。

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●一概にエアハラとして責められないケースがある

他人に不愉快な思いをさせるために、わざとエアハラをやるのは大人として品性を疑う。もし無意識にやってしまうのであれば、誰かが指摘してあげなければ直らない。

ところが、人によっては他人から指摘されたり自分で気を付けたりしても、どうにもならない場合がある。

どこの職場にも1人ぐらい、自己中心的で協調性がなく社交性にも欠ける「困った人」がいないだろうか。

そういう人はたんなる性格の問題ではなく、もしかすると「発達障害」の場合があるといわれている。自分で気づいていない人も多く、職場では健常者として扱われるから「意固地で自己中心的な困った人」と見られて周りから孤立しがちである。

子どもの頃に「変わった子」と思われていたかも知れないが、日本で「発達障害」が注目され始めてからまだ日が浅いため対処法が確立していなかった。

しかも軽度の場合は言語や知能の障害を伴わないので、発見が難しい。そのため発達障害を抱えたまま大人になった人が、じつは多いといわれているのだ。

大人の発達障害にみられる代表的な特徴を挙げると、
・他人の話を最後まで聞けない(“聞かない”のではなく“聞けない”)
・物事を計画的に進めることが苦手で任された仕事を最後までやり通すことができない。
・1つのことに集中することが苦手
・自己中心的で、感情のコントロールが困難
・他人の話の腰を折る/突然、関係のない話を始める

もっとも、これらに当てはまるからと言って、ただちに発達障害ではないことにも注意しなければならない。

大事なのは「大人の発達障害」というものが現にあって、しかも「本人でさえ気づいていない場合が多い」ということを意識の片隅に置いておくこと。

短絡的にエアハラと決めつけてしまわないように、「大人の配慮」が必要ということだ。

 

平藤清刀



 

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