働きやすいだけじゃない。真のホワイト企業とは何か?

 ホワイト企業と呼ばれるには、いくつか基準がある。

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まずはなんといっても給料の良さだろう。
そして少ない仕事量で良い給料をもらえたら最高だ。
仕事内容においては、提案がしやすく、責任ある仕事を任せられることや仕事量がきちんと分担されていて、社員一人ひとりにかかる負担が少ないことが挙げられる。
原則として残業を禁止し、有給をきちんと消化させる、また給与記載が細かくて不正を起こさせない体制を整えている会社や福利厚生が手厚い会社などもホワイト企業といえるだろう。
さらにはキャリアアップのための奨学金を支給したり、フレックスタイム制度など裁量労働制度を導入したり、女性が結婚出産してもキャリアアップができる体制を整えている会社もある。
こうした会社は、労働者にとって非常に働きやすい職場環境であることは間違いないだろう。しかし、社会の情勢や市場の変化によって給料を下げ、リストラや制度の変更を行う会社も多いのが現実。それでは果たして「真のホワイト企業」と言えるのだろうか。

では、真のホワイト企業とは何か。
やはり「社会的に信頼され、人を大切にする企業」なのではないだろうか。

・CSR(企業の社会的責任)に配慮していて、起きた問題に対してきちんと対処・改善する。
・社内のみに留まらず、環境問題への取り組みや人材育成、社会・文化などの各分野において社会貢献活動を実施する。

こうした企業は活動を通して人と社会を結び、従業員だけでなく、幅広いステークホルダー(企業の活動によって直接的・間接的に影響を受ける人々や団体など利害関係者のこと)からの信頼を得られるだろう。
またグローバルに展開、またはそれを目標に掲げている会社では人材育成にも力を入れていることが多い。
これらの根底にあるのが、「人を大切にする」ことである。

社会は、人がいてこそ成り立っている。
会社とは、従業員がいてこそ存続できる。

そのことを認識した上で、働く一人ひとりに目を向けられている会社、そして「待遇がいい」というだけではない、そもそもである企業の存続力=利益を上げることを意識した動きのある会社こそが、真のホワイト企業であると言えるのではないだろうか。
それがこの社会で暮らす一人ひとりの幸せに繋がるのだから。

 

CLin



 

 

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