株式会社映広

マスコミ業界にありがちな長時間労働がブラックな噂が立つ原因?

社員同士の関係は良好だが上司との関係は遠い

映広はドラマ、映画、CM、企業のPRビデオなど映像作品のプロデュース、撮影、編集をトータルに行うほか、展示会や講演会などイベントのプロデュースも手掛ける制作会社である。

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業務の特性上、納期までに成果物を出さなければならず、長時間労働が常態化しがちだ。残業が月100時間を超えることもあって、平均すると60時間ぐらいだという。ただ、会社としては残業が長時間にわたらないような努力はしているようだ。

たとえば残業時間をグラフにして可視化したこと。残業した時間分だけ色を塗ってグラフを書き足す。また、部署によっては「ノー残業デー」も設けられている。

そうした制度を設けた結果、以前よりは残業時間が減ったという。

また、仕事が終われば帰りやすい雰囲気もできたというから、残業時間を抑制する取り組みとしては、まずまずの成果が出ているようだ。

それでも平均60時間というから、それ以前は、過労死ラインといわれる80時間を超える日が珍しくなかったのではないだろうか。

人間関係は、さほど悪くないようだ。仕事上の不安や悩み事に関しては、社員どうしで相談し合える雰囲気があり、悩み事を溜めないような空気ができあがっているという。ただし上司との関係はこの限りではなく、やや遠い関係にある印象だという。

社員としていささか困るのは、社長が必要以上にプライベートな領域にまで踏み込んで来ようとすること。

社長からすれば社員との心の距離を縮めたいのかもしれないが、社員からすれば「そこまでは求めていない」ということで、しかも社長との信頼関係もさほど深くはないので、適度な距離を保ってほしいという声が少なくない。

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有給休暇は取りやすいが代休の消化が優先

同社には「有給休暇表」というものがあって、希望する日の2週間ぐらい前までに記入して提出するだけで取得しやすかったという。

ただし、休日出勤をした分の代休が溜まるので、先に代休を消化するルールになっている。したがって有給休暇を使うのは夏休みと年末年始ぐらいしかなく、どうしても余ってしまう。

退職するときに消化できるわけでもなく、また買い取り制度もないため、余った有給休暇は捨てざるを得ないのが現状だ。

システムとしては「取得しやすい」が、実際に使えるかどうかは別問題のようである。見方によっては「有給休暇が取りにくい」と言えなくはないのかもしれない。

以上を総合すると、同社にはブラック企業につきもののパワハラもセクハラも見当たらないが、業界の特性として時間外労働が少なくない。

社員どうしで相談し合える雰囲気はあるものの、社長に対してはそれを求めていないので、必要以上にプライベートなことに踏み込んで来られるのは困るということ。

「時間外労働が長い」「プライバシーに踏み込まれるのはイヤだ」ということでブラックの噂が立ってしまったのかもしれないが、残業時間を減らす努力はしているようだし、社長なりに社員とのコミュニケーションを図ろうとしているのであれば、あんまり悪意に捉えるのは気の毒ではないだろうか。

 

関連用語:労働環境 過重労働と過労死 ホワイト企業

 

平藤清刀



 

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