株式会社来来亭

給与は店長50万・社員27万、最短3年で独立というが……

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飲食業界にありがちな長時間労働が恒常化

京都市伏見区深草に、業績不振で閉店していたラーメン店舗があった。それを創業者の豆田敏典氏が引き継いで開業したところから来来亭の歴史が始まる。

1999年に「有限会社やる気」として法人化。その3年後に株式会社となり、社名を「来来亭」に変更した。ちなみに「来々亭」ではなく「来来亭」と表記するのが正しい。

その後、200店舗を超えるチェーン店に急成長。豆田氏は床面積424平米といわれる豪邸に住み、高級外車を乗り回している生活ぶりがマスコミで取り上げられたことがある。

社風は、店舗の雰囲気から分かるとおり、典型的な体育会系だ。たとえ客の前であっても、新人社員やアルバイトを先輩社員が大きな声で厳しく指導する姿がしばしばみられる。

筆者が実際に体験したことだが、注文を取りに来たアルバイトに「えっ?」と聞き返したところ、先輩社員と思しき店員が「大きな声出せ!」と一喝することがあった。

店長は主として厨房で働いているためか、ホールで新人やアルバイトを直接指導する役目は、先輩社員が行っているようである。

ちゃんと理由のある指導以外に、なぜ怒鳴られたのか分からない理不尽な罵倒も少なくないという。そうなるとただのパワハラで、怒鳴られた方には不愉快な思いしか残らない。

ある店舗の例だが、営業開始が午前11時。その時間に間に合うように準備をするため、前夜から店舗の2階に泊まり込んでいた早番の社員が、早朝から作業を始める。

そして深夜零時まで営業したのち、後始末や翌日分の仕込み作業などをやり、仕事が完全に終わるのは午前3時をまわることがあるという。

もちろんシフト制の勤務になってはいるが、人手の足りない店舗では当然に長時間拘束・長時間労働を強いられる。

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独立して店長になれば月給50万円超!?

同社では「のれん分け」制度があって、最短3年で独立して店舗を任される。頑張って修行して店長になれば月給50万円超を謳うが、そもそも「頑張れば」という条件が曲者(くせもの)だという。

「人生をラーメン店に賭ける」という、よほど強い決意をもって臨まない限り、体育会系のノリでシゴかれたり、睡眠時間もろくにとれないほど働いたりという厳しい修業時代を耐え抜くことは困難だ。

高額な報酬を得るには、それなりの厳しい世界が待っている。厳しさに耐えかねて、夢を断念してしまう者も多いのだ。

そこを乗り越えることができると、自分が切り盛りする店で、お客さんに喜んでもらえることに生きがいを感じるという。反面、売り上げの増減はすべて自分の責任という、修業時代とは別の厳しさに直面することになる。

本気でラーメン店をやりたい人には耐えられそうだが、サラリーマン感覚で入社した人には、はなはだ理不尽な世界に感じることが多いかもしれない。

 

関連用語:体育会系の社風 拘束時間と実働時間 パワハラ

 

平藤清刀



 

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