シャープ株式会社

「2016年に消えそうな企業」と噂されている大手家電メーカー

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産業革新機構に対しても強気の姿勢

シャープといえばパナソニックや東芝などと並び、我が国の大手電機の一角をなす総合家電メーカーである。1915年に開発した「金属製繰出鉛筆」は「シャープペンシル」として世界的に大ヒットし、現在の社名の由来にもなっている。

家電メーカーとしてのシャープはファクシミリ、電子辞書、コピー複合機、電卓などをはじめ、液晶テレビのAQUOS、その技術を応用し発展させたAQUOS携帯電話など、独創的なアイデアを盛り込んだ製品を続々と世に送り出してきた。

そのシャープが今、経営破綻の危機に瀕している。

髙橋興三社長が産業革新機構(※)と連日の折衝を行っているが、この期に及んでも「議決権の半分は渡さない」「液晶部門は手放さない」など強気の条件を提示しているため、産業革新機構としても落としどころが見つからず困惑しているという。

このように経営が不健全になってくると、社内は不穏な空気に包まれるもの。外部に聞こえてくるのは「暗い」「殺伐としている」「病人が続出」「人間関係が悪い」「パワハラ」「上司の気分で査定される」「薄給」「従業員を使い捨て」など、よからぬ噂は枚挙にいとまがない。

※産業革新機構(さんぎょうかくしんきこう)
大学や企業が保有する革新的な技術に資金を供給して実用化を支援し、日本経済の持続的な成長を促進するため、官民共同出資により設立された投資ファンド。関連性の高い技術・事業の集約や取締役の派遣など、経営への参加・助言も行う。(コトバンクより)

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悪い噂とは真逆の評価をする社員も

よからぬ噂だけを取り上げれば、典型的なブラック企業だ。噂を鵜呑みにして志望を変更しようと考える学生がいるかもしれない。だが、物事を一方から見るだけでは、実態を見誤る。マイナスの評価があればプラスの評価もあるはずだ。両方の評価を比較してから、志望する・しないを決めても遅くはない。

複数のクチコミサイトから、2014~2015年にかけて書き込まれた比較的新しいコメントを拾い出してみたところ、さほど悪くはないという印象である。

・常に新しい商品を開発している。
・実直に営業活動をしている。
・さまざまな職種を経験できるので自己の成長につながる。
・女性社員は出産後、時短勤務が可能。
・経営状態が厳しいので、残業は制限されている。
・有給休暇は取りやすく、消化することが半ばノルマになっている。
・部署ごとに取得率は異なるが、男性社員も育児休暇を取得している。
・海外ビジネスの現場では、語学力があれば若手にも大きなチャンスがある。
・アットホームな社風で、若手の意見も通りやすい雰囲気がある。

おそらくこれが、シャープにもともとあった社風ではないだろうか。経営危機でマイナス面を大きく取り沙汰されたため、不満を抱いて辞めていった元社員らがここぞとばかり悪口をまき散らしているとも考えられる。

これをどう評価するかは、読者の自由な判断に任せたい。

 

関連用語:パワハラ 使い捨て ブラック企業

 

平藤清刀



 

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