セントラル警備保障株式会社

警備業特有の勤務体制は、
はたして「ブラック」の条件に当てはまるか?

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民間警備の黎明(れいめい)期からつづく、業界第3位の老舗(しにせ)

セントラル警備保障株式会社(略称CSP)は、施設警備、機械警備、警備輸送、身辺警護などセキュリティ全般を請け負う警備会社で、1966年に創設された。

その4年前には綜合警備保障や日本警備保障(現セコム)が我が国初の警備会社として産声を上げていた。その2社の後を追って、警備会社が続々と創設されていた時代。「警備業」という新しい業界の黎明期に生まれた老舗である。

売り上げの1位と2位は綜合警備保障とセコムが激しいデッドヒートを繰り広げる中、CSPはほぼ毎年3位をキープしている。

警備会社はその業務の特殊性から、ブラック企業にランキングされがちである。実際、綜合警備保障では、子会社で起こった労使間のトラブルなのに「グループ企業の本体」というだけでランキング入りしている。

ではCSPでは、どのような問題を抱えているのだろうか。

調べてみると、これといって問題は見当たらなかった。もっとも完全に清廉潔白かというとそうではなく、クチコミサイトでは社員による辛口の評価が多い。

Vorkersに挙がっている社員のクチコミ情報によると、社長が掲げるCS(顧客満足)の追求は、支社レベルにまでなかなか浸透していないことや、中途採用者の採用試験が簡単すぎて選考基準が甘く、新しいことを覚えるのが苦手な者が少なくないといった、いわゆる「現場の不平不満」が書き込まれている。

また不規則な深夜勤務で生活のリズムが崩れるといった声も挙がっている。もっともこれは、警備会社に就職したら避けては通れない宿命のようなもので、会社の労務管理に問題があるわけではない。

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社員の士気はやや低めながらコンプライアンスは高め

前出のVorkersに掲載されている「社員による会社評価(5点満点)」を見ると、「社員の士気」は「2.0」と低いのが気になる。ほかにも「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「人材の長期育成」などほとんどの評価が2点台である。ただ、警備会社らしいのは「法令順守意識」が「3.7」とやや高レベルにあること。

もっとも回答者数はわずか14人。同社のホームページによるとCSPの社員数は、2015年2月末現在で3519人だから、あくまで参考ていどである。

「月間の残業時間」が平均41.3時間となっているが、これはおそらく残業や休日出勤がほとんどない内勤者を含めて算出された数字だろう。

同社で「警務職」と呼ばれる警備の現場に従事している社員にかぎれば、「人がいないときは、残業が月100時間を超えることは多少あった」という声が挙がっている。

だからといって、労働争議や過労死などの問題は、現在のところ見当たらない。

ブラック企業を判定する条件の1つに「長時間労働」があるが、その一点だけでCSPをブラック呼ばわりするのは酷ではないだろうか。

少なくとも自ら進んで警備業界に身を投じようという人ならば、「9時‐5時で終わる仕事ではない」「社風が体育会系になりがち」「日常的に24時間勤務や深夜勤務を行う」といった業界特有の特殊性は承知しているはずだからだ。

 

関連用語:体育会系の社風 36協定 コンプライアンス

 

平藤清刀



 

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