富士ソフト株式会社

どの企業グループにも属さない独立系IT企業
しかし社員は、元請から奴隷扱い!?

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クチコミで「良い点」が皆無に等しい

富士ソフト株式会社は1970年に、株式会社富士ソフトウェア研究所として設立。通信インフラ、社会インフラ、機械制御などの組み込み系ソフトウェア開発のほか、 業務系ソフトウェアの開発・販売やアウトソーシングサービスなどを行う(同社ホームページより)。

名称が似ていることから、よく「富士通」の系列会社と誤解されることがあるというが、資本的にはどの企業グループにも属していない。

クチコミサイトには元社員らによる不平不満が書き込まれがちだが、少しくらいは「良い点」も挙げられているものだ。ところが同社に関しては「良い点」でさえ「もっとブラックなIT中小に比べれば若干マシ」という厳しさ。

「もっとブラックな」ということは、同社がブラックであると評価されていることを意味する。

元社員によるクチコミは、

・社員をパワハラで使い捨てにすることは日常茶飯事。
・残業は月150時間超。
・毎月のように大量の退職者が出るため求人サイトの常連である。
・独立系といえば聞こえは良いが、実態はただの下請け。
・元請に逆らうことは許されない。常駐先では、ほぼ奴隷状態。

など、すべて事実なら見事なまでのブラックぶりである。

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元請は神様なのか? 同社社員を奴隷扱い!?

2006年3月まで、同社からNTTデータという企業に常駐し、「au」の料金管理システムの設計に携わっていたAさん。

プロジェクトに携わるにあたっては派遣ではなく、あくまで契約先への常駐だった。設計グループのリーダーは元請であるNTTデータの社員だが、Aさんより10歳以上も若い20代後半の青年だった。

派遣ではないので、グループのリーダーとはいえNTTデータの社員からAさんに直接指示や命令はできない。NTTデータからの指示は、富士ソフト側の責任者を通すことが契約書にも謳(うた)われていた。

ところがプロジェクトがスタートして間もなく、NTTデータの社員はAさんのみならず他の下請け企業の社員に対して、作業の説明だけでなく作業そのものの指示、休日の管理まで行うようになった。

これは契約違反どころの話ではなく、労働者派遣法に抵触しかねない重大な越権行為だ。

Aさんは自社のリーダーにそのことを訴えたが、取り合ってくれなかったという。会社に直接言っても無駄だった。

システムの納期があと1カ月に迫ったとき、Aさんが手掛けていたシステムはほぼ完成していた。ところが連動するシステムを作っていた富士通の仕様に変更があったことを、NTTデータの社員が見逃していた。

急な設計変更を強いられたが、それでも期日までになんとか修正して、テストにこぎ着けた。ところが予定した画面が出てこない。

じつはNTTデータと富士通の間には「暗黙の仕様」というのがあって、それがAさんに知らされていなかったのだ。

知らないものを設計に反映させろというのは無理な話である。しかしNTTデータの社員は、激昂してAさんを怒鳴りつけたのである。

この一件以来、NTTデータの社員は、何かにつけ些細(ささい)なミスを見つけては、わざわざAさんのデスクまで怒鳴り込んでくるようになった。

Aさんはついにプロジェクトを離れることを決意した。それは、元請の社員からのパワハラ、契約違反の指示・命令も改善されず、精神的に疲れ果てた末の退職だった。

以上が2006年の出来事だが、2014~2015年にかけてもまだ「毎月のように大量の退職者が出る」「元請に逆らうことは許されない」という書き込みが挙がっているということは、未だにAさんのような境遇におかれている社員が多いのかもしれない。

 

関連用語:パワハラ 離職率 違法労働

 

平藤清刀



 

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