株式会社オンテックス

CEOは職人から叩き上げの苦労人
自分が歩んだ道を社員にも強いる感が無きにしもあらず

成績を上げるまでプライベートは無いに等しい

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株式会社オンテックスは、1984年に大阪で創業された。一般住宅やビルのリフォームのほか、不動産業、温浴業などを行っている。

創業者で代表取締役会長兼CEOの小笹公也(おざさともや)氏は、中学を卒業後にホテルでの板前修業を経た後、塗装会社で働き、18歳の頃にはプロボクサーとしてもデビューしている。

21歳の時に独立してオザサ塗装工業を興し、しだいに業務の幅を広げつつ現在に至る。典型的な「叩き上げタイプ」の経営者である。

そんな創業者にありがちな「神格化」が起こっており、元社員の口コミによると、さながら新興宗教団体に似た雰囲気で、しかも体育会系の社風。独特の上下関係を「普通」と思えない人には居づらい職場だという。

同社は日本で初めて、自社の技能士を養成するための教育施設として「オンテックス・テクニカルスクール」を設立し、2008年には大阪府から普通職業訓練施設の認定を受けた。

ならば研修制度が充実しているかと思いきや、そうでもないらしい。新人研修はあるていど行われるものの、中途採用者への研修は皆無。入社したその日から現場、すなわち営業に出されるという。

研修といえるものを強いて挙げるとすれば、「読み込み」と呼ばれる壁に向かってひとりで行うロールプレイングと、出社時刻の2時間前からテレアポの台本を延々読まされること。

そのため、顧客からは「説明が分かりやすくて丁寧だった」という評価と「営業担当が、まったく知識がなく話にならない」という評価の両極端に別れる。

月半ばに至っても売り上げのない社員は「ゼロ社員」と呼ばれ、いろんな意味で上司と接する時間が増えるという。

逆に言うと成績を上げていればさほど口うるさく言われることもなく、比較的のびのびしていられるということだ。ただし、そうなるまでが大変で、あるていど売り上げるようになるまでは、プライベートな時間は無いに等しいという。

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ミスやトラブルを起こしたら、多額の罰金が天引きされる

後始末に出費を伴うミスやトラブル、社用車での事故にはことのほかうるさく、営業成績によって支給される歩合給を上回る罰金を、給料から天引きされる。

また経費の使い方にも細かい。業務に使う文房具やデジタルカメラは基本的にすべて自腹で購入しなければならず、どうしても会社の経費を使わざるを得ないときは、まず見積書を会社へ提出して許可を得なければならない。当然と言えば当然かもしれないが、出て行くお金は1円単位で追及されるという。

有給休暇は冠婚葬祭を除いてはまず取れないのが実情で、営業成績の上がらない社員は遠回しの表現で休日出勤を強要される。

せっかくの休日でも、顧客の都合しだいで出社せざるを得ないこともあり、ここでもまたプライベートな時間を潰されてしまう。

休日出勤をしたら振り替え休日が取れることになってはいるけれど、実際に取れるかどうかは配属先の支店長しだいともいわれる。

ブラックかどうかは、微妙に評価が分かれる会社だろう。営業成績の良い社員には相応の報酬が支払われているが、成績の芳しくない社員にはすこぶる居心地の悪い会社なのだ。

だが、それは、どんな会社にでも言えることではないだろうか。

「さながら新興宗教」という独特の社風さえ気にしなければ、がむしゃらに頑張ってお金を貯めたい人には良い環境かもしれない。

 

関連用語:宗教化 体育会系の社風 罰則・罰金

 

平藤清刀



 

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